メスキータをミナレット近くの出口から出ました。
花の小路の散策です。
この辺りは、昔、ユダヤ人が住んでいた区域ですが、1492年に、イスラム勢力を一掃するとともに、ユダヤ人(約15万人)の追放を決めました。
ユダヤ人に対する迫害は、それ以前にも、ありました。イスラム時代は、比較的寛容でしたが、キリスト教徒が、勢力を増してくると、厳しくなり、1413年に約20万人のユダヤ人がキリスト教への改宗を強いられたそうです。改宗して、スペインに残った人も、隠れユダヤ教徒として、異端審査にかけられて、多数の人が、火刑に処せられたそうです。
1492年は、丁度コロンブスが、新大陸を発見した年ですが、スペインの国旗を掲げていても、ユダヤの資本で、コロンブス艦隊が編成され、コロンブス自身、ユダヤの血が入っていたそうで、乗組員には、ユダヤ人が加わっていたそうです。調べてゆくと、宗教、差別、差別が新たな虐殺を生み出してゆくという色々、興味深いものがわかりますが、ここでは、これ以上、書くと、旅行記のブログでなくなりそうなので、やめにします。
狭い小路を通って、振り返ると、ミナレットが見えます。
この小路の両脇には、小さなお土産店がいくつかあります。
作業をしているところを見せてくれるお店もあります。
レストラン、ホテルもあります。
最近は、虫よけのために、窓枠や出入り口を青く塗るのが流行ってきているとのことです。インディゴ・ブルーです。
ワンちゃんが顔を出していました。
暑くなるのを防ぐ為に、狭い路地にしているところもあるそうです。
出入り口の扉を開けて、中庭を見せている家もあります。
この家は、何も隠しているものはないということを見せるためだそうです。
これも、隠れユダヤ教徒ではないということを示すためと思われます。
花の小路は、一見綺麗な街並みですが、かつては、血なまぐさい歴史があったと、思うと、
また、見方が、変わってきますね。
コルドバの城壁。
アルモドバル門
ミナレットの鐘楼。もとは、イスラムのモスクのミナレットでしたが、キリスト教徒によって、鐘楼がつけられました。
ホテルは、コルドバセンター。
夕食は、このホテルのレストランです。
サラダ。
野菜のクリームスープ。
ポーク。
この日、3月19日は、ヴァレンシアの火祭りの最終日だったそうです。
テレビ中継が、真夜中過ぎに、あったそうですが、時間が遅いので、残念ながら、見損ないました。
花の小路の散策の動画をどうぞ。写真より、実際の雰囲気がわかると思います。
http://youtu.be/3Mv0id9122g次回の更新は、5月25日です。
テリーの部屋 Part 1 はこちらです。
http://terry658.blog.so-net.ne.jp/
この記事へのコメント
akanenosora
ビデオも見せて戴きましたがこの様にしっかり記録しておくと
繰り返し眺めては楽しいご旅行の隅々まで再現出来て
何度でも楽しめてよいですね。
建物の壁に飾られたゼラニウムが目を惹きますね。
kuwachan
虫除けの青い窓枠が気になりました。
虫は青色が嫌いなのでしょうか?
そうだったら、うちの窓枠も青にしようかな(笑)
mimimomo
この中庭のお花を見せる、何という日だったか、わたくしたちも訪ねました。
あまり面白かったと言う記憶や美しかったと言う記憶はないのが残念。
これは好みの問題かもしれませんが。
歴史に関しては、あまり詳しく聞かなかったです。レコンシスタの話くらいでしたね~
Silvermac
テリー
写真も、いいのですが、動画の方が、さらに、臨場感があり、また、ガイドさんが
説明してくれる話も入れることができれば、見る人も、よくわかりますね。
kuwachanさん
青い窓枠、実際に、虫除けの効果があるか、やってみてください。
面白い結果が出るかもしれませんよ。
mimimomoさん
花の小路あたりは、ユダヤ人街です。スペインのユダヤ人が、レコンキスタとともに
改宗を強制されたり、スペインから、追放されたという話は、このきれいな街とは、合わないですね。
Silvermacさん
ナイス&コメント、ありがとうございます。
斗夢
美美
g_g
テリー
信仰心が強いほど、他の宗教、宗派に対して、厳しくなりますね。
理解はできますが、信仰心がないので、寛容です。
美美さん
日本ではない風景ですね。
g_g さん
気を付けないといけないのは、路地が狭く、微妙に曲がっていますので、
遠くが見通せないので、迷子になりそうです。
Jetstream777
コルドバはいろんな文化が入り混じった街のようですね。
achami
さりげなく置いてある感じが、ヨーロッパ!
いろは
ユダヤ人街の白い壁に、綺麗に飾られていたお花を思い出します。
でもその時はブルーの鉢ではありませんでしたが...
コルドバで、シルバーのイヤリングを買いました。
日本に帰って来てから、直して頂いたのですが、(長いものですから)
素晴らしい細工だと言われましたよ〜(^^)
たいへー
テリー
美しい街を維持してくれているのは、うれしいですね。
achamiさん
ヨーロッパの街は、窓付近に、花を飾っているところが多いですね。
いろはさん
思い出に残るものを買われましたね。
たいへーさん
音が響くかここでは、試していませんんが、ロンダの旧闘牛場の真ん中で、手をたたくと、ものすごく、響きました、
これは、本当に、びっくりでした。
ジョルノ飛曹長
我が家でもやってみたいのですが、気のきいた窓が無いんです。・・・(^_^;
Inatimy
売ってる家も結構ありますね。 こんなところで暮らすのもいいかも。
ぴーすけ君
きまじめさん
それとあの細い路地、ぶらっと歩いてみたくなる、そんな雰囲気がありますね。
テリー
ヨーロッパの家の窓から、花が垂れているのをよく、見かけますね。
Inatimyさん
こういう素敵なところで暮らすのも、楽しそうですね。
ぴーすけ君
ナイス&コメントありがとう、ございます。
きまじめさん
ナイス&コメントありがとうございます。
puripuri
家々の壁にはたくさんのお花を飾っていて、おもてなしの為と言うより、皆さんお好きのようで素敵です。
神代の昔から現代に至るまで、宗教がらみでいろんな事がありますね。
テリー
街を花で、飾ってくれるというのは、観光客にとって、うれしいですね。
我々日本人の多くは、神様、仏様の両方を信じる人が多いですが、海外のカトリックは、他の宗教を認めない人も、います。時代によって、ものすごく、厳格な時代もあったわけです、
OJJ